バストスの日系コロニアに就いて

    先日、日本でバストス出身の日系ブラシル人が同じブラジル人の親子3人を殺害した件で、 日本ではTV,ラジオ、新聞を通じて大変な話題に成りました。この件で当協会にも日本の新聞社、邦字新聞社からの問い合わせも 多く来ましたが、当地では事件が日本で報道された時点では、大した話題にも成らず、よく有る日本での出稼ぎ者が起こした 事件の一つだとしか思って居ませんでした。事件後暫くして、当協会に各社からの問い合わせが有って初めて当市の日系人が 起こした事件だと知らされました。事件の加害者も被害者も当地では日系人の殆どが知らない名前で、こんな人が当市の日系人に 居たんだろうかと誰もが思ったはずです。この事件で改めてバストスの日系人に就いて考えて見たいと思います。

    1998年バストス入植70周年記念に当協会が編纂した、バストス日系世帯名簿録が有り、それに依ると、当市在住日系家族 926家族、日系総人口3527名、出稼ぎ者数517名、と成って居ます。一般にこの名簿に記載されて居る方々が我々が 認識して居る日系人で有り日系社会だと思って居ます。もしこの名簿に記載されて居る日系人内で事件が起きると、 当協会内でも議題に成り日系社会内でも大変な話題に成って、良し悪しに関わらず話題は瞬く間に日系社会中広まって、 関係する家族、親戚、知人に影響を及ぼす事に成ります。当会の日系人名簿以外に、今回事件を起こした加害者、被害者のような 日本で俗に日系人と呼ばれて居る人達が1000人―1500人居ると推定出来ます。この人達の殆どが日本に出稼ぎに行って居る と想像出来ます。この人達は日系社会内での付き合いも無く一般のブラジル人と同じと日系社会内では思われて居ます。 我々の認識して居る日系人と、日本で一般に知られて居る日系とに大きな隔たりが有るように思われます。日本では ブラジル日系人をいっぱひとからげで認識して居ますが、バストスの日系人名簿外の、これらの人は日系人として認識が薄く、 おそらく他のコロニア社会でも同じではないでしうか。今後このような人達を当協会が如何対処するかが課題に成って行きそうです。


2007年2月25日
バストス日系文化体育協会総務部





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